光男の家〜四畳半〜

先日の事です。僕は私用で郵便局に向かっていたのですが、その道すがら一人の若い女性を見つけました。

ほほう、これが世に言うピチピチギャルってヤツか…。そんな事を思ったのですがここでじろじろ見てるときっと

「何見てんの!?キモい!!汚らわしいッ!!」
みたいな事を言われてしまうので僕はなるべく女性の方を見ずに横を通り過ぎようとしました。しかしながら、何故か女性の方から僕の事をじろじろと見てきます。
怖い。ビクビクとしながらそそくさと通り過ぎようとしたその時でした。


女「けんすけ兄ちゃん!?」

女性が言うのです。けんすけとは何を隠そう僕の本名でありますが、僕にはこんなピチピチギャルの知り合いなんて居ません。
これはヤバい匂いがプンプンするぜぇ…。恐らくこの女性はどこかの犯罪組織の人間であり、僕をだまくらかそうと企む詐欺師です。
既に本名まで調べているという事はかなり巨大な闇組織である事が伺えます。
兄ちゃんとか言って妹萌えを狙ってくるあたりもセンスが良くてグー。


以上の事柄を踏まえた上で彼女が今後行おうとしているであろう詐欺行為をリアルに想像してみましょう。

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僕「おや、誰だい？知らない顔だね」

女「いやだなぁ、この前○○で一緒に飲んだじゃないですかぁ」

僕「う〜む、そんな事もあったような無かったような」

女「随分と酔ってらしたからねぇ。とりあえず番号だけ教えといて下さいよ。また飲みましょう(はぁと)」


そこからたわいもないメール・電話等を交わしてとんとん拍子に話は進み、僕らはとあるホテル…具体的にはエンペラー的な場所に赴くに至るのです。
そして、いざ、おっぱじめん!!としたまさにその時…ドアを蹴破るドンッ！という音と共に怒号が部屋に響き渡るのです。


謎の男「てめぇごぉらぁぁぁぁ!!誰の女に手ぇ出してんだ、おぉ!?」

僕「えっ？えっ!?何ですか!?はわわわわ」

女(ニヤリ)

謎の男「慰謝料だ慰謝料！明日までに100万持って来いや!!」



こうして僕は100万円と人生の幸せとを一度に失うのです。



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恐ろしい…。非常にリアルです。もう逃げ出すしかねぇなこりゃ。
と、クラウチングスタートの体勢に入った時でした。

女「ほら、○○(名前)よ！」

友達の妹でした。ビックリですね。７年ぶりだったので僕の中では小学生から急に二十歳にジャンプアップっすよ。驚いた。


皆様、あまり人を疑うのは良くありませんよ！











あとがき

『友達の妹を久々見たらすっごく変わってました』というのをどれだけ面倒臭く書くかに挑戦した日記

オチがちょっとねぇ…