面白き事も無き世も面白く
2012年02月23日
日が沈む。夜が街に近づいてきた、そう思う間もなく、辺りは太陽の温もりを失い、代わりにネオンの明かりが灯った。
今日という日に与えられた24時間も残り僅かになった。そうは言っても、また明日の24時間が始まるだけの話ではあるのだけれども。
傾けたグラスからゆっくりと口の中にアルコールが流れ込む。
ごった返した店内に疲れた僕は外気を求めて腰をあげた。新鮮な空気が肺に取り込まれ、酸素が十分に体に行き渡る。
欲張りにも一つ大きな深呼吸を入れた。
その大量の空気と共に叫んだ。
「イケメンのリア充は氏ねよマジでよぉぉぉぉ!!!!」
叫んだ言葉に意味などない。重要なのは『叫ぶ』という行為そのものだ。
言葉は夜の闇にそっと包まれ消えていった。席に戻った僕は唇をグラスに預けた。
この日だけで既に何百回繰り返したか分からない動作。それが与えてくれたのは、まどろみと、焦燥感。ただのそれだけだった。
24時間はリセットされて、また新しい24時間が始まっていた。
あとがき
「イケメンのリア充は氏ねよマジでよぉぉぉぉ!!!!」って叫んだら想像以上に惨めだった。って話をどれだけかっこ良く書けるかに挑戦した日記。
今日という日に与えられた24時間も残り僅かになった。そうは言っても、また明日の24時間が始まるだけの話ではあるのだけれども。
傾けたグラスからゆっくりと口の中にアルコールが流れ込む。
ごった返した店内に疲れた僕は外気を求めて腰をあげた。新鮮な空気が肺に取り込まれ、酸素が十分に体に行き渡る。
欲張りにも一つ大きな深呼吸を入れた。
その大量の空気と共に叫んだ。
「イケメンのリア充は氏ねよマジでよぉぉぉぉ!!!!」
叫んだ言葉に意味などない。重要なのは『叫ぶ』という行為そのものだ。
言葉は夜の闇にそっと包まれ消えていった。席に戻った僕は唇をグラスに預けた。
この日だけで既に何百回繰り返したか分からない動作。それが与えてくれたのは、まどろみと、焦燥感。ただのそれだけだった。
24時間はリセットされて、また新しい24時間が始まっていた。
あとがき
「イケメンのリア充は氏ねよマジでよぉぉぉぉ!!!!」って叫んだら想像以上に惨めだった。って話をどれだけかっこ良く書けるかに挑戦した日記。
Posted by ライトマン at 20:00│Comments(0)